我が自分だとかんかんに信じている

世の中の人たちは、自分のことを我だと思って、我を否定されないように生きている。

そして、我が傷つくようなことがあると烈火の如く怒り、相手を責める。

でも、一番見てあげなければならないものは我ではなく、感情。この感情こそ、私たちにとって一番大切なものなのだが、私たちは我こそ自分だと思っているから、感情が見えたときに、この感情を否定し我にしがみつく。

だから、思い通りにならないことがあって、我が崩れた時、感情が見えるから、その感情を否定し苦しむ。

我が崩れて苦しい人は、我が自分だと思っている人。私たちは意識はしてないけど、我が自分だと思っている。そして、我以外の自分が見えると、その存在を否定する。だから、私たちは思い通りにならない時に、我にしがみつき、怒りを起こして相手を責めてしまうのです。

我は自分ではない。それが分かれば、感情を否定せずに済むのに。

苦しみは自分が生み出しているのですね。

投稿者:

上田祥広

なぜ私たちは苦しくても生きなければならないか、何をしたら幸せになれるか、その答えを仏教を通して明らかにしています。

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