不安なのに気付かない

どんなに相手が悪い人間だとしても、その相手を批判したら、自分の心が不安に覆われ苦しむ。この恐ろしい所は、不安になると、すぐに正しい所に立って安心しようとするので、本当は不安なのに不安に気づかない。

だけど、不安なので、我が強くなり、思い通りに振る舞うようになる。そして、思い通りにならないと相手を責めて、また不安を生み出すタネを蒔いてしまうのです。

このようにして、相手を責めるから、不安が大きくなり、不安が大きくなるから、我が強くなって不安をごまかして不安を隠す。そして、我が強くなるから思い通りにならないと相手を責める。

これを繰り返して、時間と共に苦しみの底へと堕ちてゆく。

人間とは、自分の思い通りにすればするほど、苦しむように苦しむように生きてしまう。

自分はこんなにも不安だから、批判してしまうのだということに気づかない限り、苦しみから抜け出すことはできないのですね。

投稿者:

上田祥広

なぜ私たちは苦しくても生きなければならないか、何をしたら幸せになれるか、その答えを仏教を通して明らかにしています。

“不安なのに気付かない” への3件のフィードバック

  1. 昔々のことでした。
    「私は、あなたを許します。あなたは、私を許します。と、3回唱えてごらん。」と、呉服屋の店主に誘われるがまま言葉にしたことがありました。
    曲がったことが許せないそんな自分の本性を寝かせて気を紛らわせても 無常を感じて怒ったり、悲しかったり、苦しかったり、不安になったり、そんな心情を店主に語っていたのです。その帰り際、その言葉を唱えるのでした。気が乗らなくても呟きながら帰路につくのでした。
    気づきました。刃を消して心を楽にする術を教えて下さっていたのだと。
    今、気付かせて下さりありがとうございます。

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