人生の多くの時間を無駄に過ごしたとしても

私たちは心でどんなことを念じているか、それによって自分の世界を生み出してゆきます。

だから、幸せな世界を念じている人は自分のまわりの環境が幸せな環境になってゆきますし、苦しみの世界を念じている人は、何をやっても苦しみの世界となってゆきます。

だから、自分自身がどんなことを念じているか分かれば、自分がこれからどんな運命を受けてゆくかも分かります。

この念を苦しみを生み出す念から幸せを生み出す念に変えてゆく教えが仏法であり、仏法の教えを知らなければ、どんなに頑張っても、自分の念によって生み出した世界から離れることはできません。

多くの人は幸せになりたいと思って生きています。それは今が苦しいからであり、頑張ればこの苦しみから離れ、幸せになれると思っています。

でも、その人たちの根本的な間違いは、自分の考えは正しいという思いであり、みんな自分は正しいと思っているからこそ、仏法の教えを求めることなく、目の前にあっても聞くこともないのです。

自分の考えの間違いに気づくには、自分が正しいと思う方向に進み、失敗するしかありません。

たとえ人生の多くの時間を無駄に過ごしたとしても、自分の間違いに気づくことができた人は、幸せな人じゃないかと思いました。

投稿者:

上田祥広

なぜ私たちは苦しくても生きなければならないか、何をしたら幸せになれるか、その答えを仏教を通して明らかにしています。

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